あおぞら雪世界

ゆるいDTMer、吟世かいなのブログです。

MacでBMSを作るときのためのメモ

MacBMSを作るときに役立つことをメモ書きします。
切羽詰まったときやどうしてもWin機が使えない時などに参考にしてください。
……とか書いておきつつ、shellでBMS関係のファイルを準備するとき用の備忘録です。タイトル詐欺!!

最終更新: 2021年8月27日

音切り・作譜ソフト

Windowsのパソコンを買いましょう。
宗教上の理由で用意できない場合はWindows10とParallels Desktopを買いましょう。けどこれも宗旨に触れそう。
(Parallels環境で音切りしたことはまだないのですが、µBMSCはちゃんと動作しています)

筆者手元のマシンでは、色々試したのですがWine系のプログラムでMid2BMSやµBMSCを動かせませんでした。
安定して動作できているよ、という方はご一報ください。
猫缶サーバーさんからの情報ですが、32bitのwine環境でBMSEが起動できるとのことです。

BSOPBmsONE (.bmsonの編集アプリケーション) はMacに対応しています。
未配置bmsファイルから差分譜面をつくる際は、BSOPを使うとよいです。

ogg

「ターミナル」アプリケーションを使います。Homebrewでvorbis-toolsを導入します。

brew install vorbis-tools

導入後、BMSの単曲フォルダ (要するにzip圧縮して投稿するフォルダ) へ移動し、

oggenc *.wav
rm *.wav

ogg化、wav全削除ができます。
oggencのいろいろなオプション (音質設定など) はこちらのページが参考になります。Vorbis tools(コマンドライン OGG形式関連 ツール)
一度導入しちゃえばらくらく。筆者はこの工程をすべてMacでやってます。

zip圧縮

Finder標準の機能で圧縮したzipファイルを展開すると、__MACOSXフォルダができてしまいます。
2重フォルダの原因になるため、「ターミナル」アプリケーションでzip圧縮します。
また念のため.DS_Storeも含めずに圧縮しておきましょう。

この操作はQiitaの.DS_Storeを含めずにzip圧縮する方法が参考になります。

zip directory-name.zip -r directory-name/ -x "*.DS_Store"
※directory-nameの部分は読み替えてください。

readme.txt

LR2本体から直接、同梱のテキストファイルを読み出す際、エンコードが適切でないと文字化けしてしまいます。
(お好きな) テキストエディタ文字コードをShift JISに設定します。
改行コードも設定可能であれば、CRLFにします。

テキストエディット

Mac標準のエディタである「テキストエディット」アプリケーションでは、

  1. ファイル→新規
  2. フォーマット→標準テキストにする
  3. 保存時に「標準テキストのエンコーディング」を日本語(Shift JIS)に設定

の手順を踏みます。

VSCode

VSCode使いなら釈迦に説法の感がありますが、こんな感じ。
赤矢印のところをクリックすると文字コード・改行コードを変更できます。

f:id:KGinse:20210714221121p:plain
VSCodeでの設定例。

LR2での表示例

文字化けしません。やったね。

f:id:KGinse:20210714220926p:plain
同梱テキストをLR2で読み込んだ例

リネーム

音切りした単音wavのリネームに苦労したことがあったんですが、たとえば

a01.wav,aa.wav
a02.wav,ab.wav

みたいなcsv (以下、renamer.csv) を用意して、

cat renamer.csv | tr -d ¥¥r | awk -F "," ' {print $1,$2}' | xargs -n 2 mv

とコマンド打てばリネームしてくれる。